Plaster

漆喰(しっくい)

漆喰塗

iestoryの最大の魅力は「漆喰」です。内外壁において「漆喰」を標準仕様にしています。その理由は、当社が家づくりのコンセプトとして掲げる「健康・安心・安全」に合致した素材だからです。

エジプトにあるピラミッドの壁画が漆喰で造られているように、世界の歴史的な建造物の多くに漆喰が用いられています。このことからも分かるように、主原料の「消石灰」に「麻すさ」や「角又(つのまた)」、「石灰石」などの自然素材を加えた「漆喰」は、耐火性・耐久性に優れた素材として古来より重宝されていました。また、「漆喰」はキレイな空気を作る一番の功労者でもあります。漆喰の強アルカリ性が、ホルムアルデヒドなどの酸性度の高い物質を吸着・分解します。漆喰の無数にある細かな穴で有害な物質を吸着し、強アルカリ性によって中和され、無害な物質に変わるというわけです。耐火性・耐久性はもちろん、人体に悪影響を与えない素材でもあります。


漆喰の特徴

  • 調湿性を有し、吸湿放湿性に優れている。
  • 二酸化炭素と結合することで、より強く固くなる。
  • 汚れが少ない。(最近になって、タバコの臭いやヤニの汚れなども付着しにくい特性を持っていることが分かってきました。)
  • 一流の左官職人さんによるコテ模様で自然な風合いを表現できる。
  • 汚れやひび割れなど、塗り替えによる補修が簡単。
  • 静電気を帯びにくいため、ホコリが付着しない。
  • 外壁に使ってもメンテナンスフリー。
  • まったく燃えず、有毒ガスが発生しない。
  • インフルエンザウィルスの動きを抑制。
  • 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化する。
漆喰と珪藻土の違い

■漆喰の主原料「消石灰」とは
消石灰を「口蹄疫」や「鳥インフルエンザ」の際に道路や家畜小屋などの滅菌に使用しているニュースを目にした方も多いと思います。
ここ数年では世界中の研究機関でインフルエンザウイルスを不活性化することが証明されました。
日本では「株式会社無添加住宅」が自社の漆喰にA香港型インフルエンザウイルスを付着させて検査したところ、付着直後から不活性化し、検査15分後には99.999%のウイルスが低減したそうです。
また、最新の研究で「関西ペイント株式会社」が自社の漆喰塗料に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を付着させる実験を行ったところ、 5分間で 99.9%以上のウイルスを不活化させる効果があることが確認されたそうです。
歯科治療における感染根管治療処置時の貼薬としても使用されています。 また、空気をきれいにしてくれる効果も高く、ペットの嫌な臭いなども浄化してくれます。

鳥インフルエンザウイルスを99.6%撃退!

■漆喰のお手入れ方法
漆喰壁はご自身で簡単にメンテナンスできることもメリットの1つです。

iestoryからお引渡しのお客様へお渡ししている「ねりしっくい」。これは左官職人さんが塗っているのと同じ漆喰です。
この「ねりしっくい」を使えば、キズや汚れを付けてしまってもご自身での補修が簡単に出来ます。
また、冷暗所に保管していただければ1年以上持ちます。強アルカリ性なのでカビの心配もありません。

①ボールペン・サインペンなどの汚れ
漆喰の表面をサンドペーパーやカッターで削ります。その後ねりしっくいを塗って仕上げれば元通りに修復できます。
ボールペン・サインペンなどの汚れの修復

②キズ
漆喰の表面をサンドペーパーやカッターで削ります。その後ねりしっくいを塗って仕上げれば元通りに修復できます。
キズの修復

③鉛筆の落書き・カレンダーを取った後の黒ズミ
鉛筆やカレンダーを取った後の黒ズミなどは、消しゴムで消してしまえばきれいに消すことができます。
鉛筆の落書き・カレンダーを取った後の黒ズミの修復

④クギや画びょうなどの跡
クギや画びょうを刺した跡なども、ねりしっくいをチョンと塗れば分からなくなってしまいます。
だから跡を気にせずクギや画びょうを刺すことができます。
鉛筆の落書き・カレンダーを取った後の黒ズミの修復

クロス張りの壁ではこうはいきませんが、漆喰ならだれでも簡単にきれいに補修ができます。
また、漆喰は静電気を帯びにくいため、実はクロスよりも汚れが付着しません。

漆喰は皆様が思っているよりも、ずっとずっと扱いやすい素材なのです。