漆喰と珪藻土は何がどう違うの?― 見た目だけで選ぶと後悔する、壁材の本当の話 ―
目次
「自然素材の壁にしたい」
家づくりを考え始めると、多くの方が一度はそう思います。
そして調べていく中で、必ず出てくるのが「漆喰」と「珪藻土」という2つの素材です。
・どちらも体に良さそう
・どちらもおしゃれ
・どちらも調湿してくれそう
正直なところ、「何が違うの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、
この2つは似ているようで、実はまったく違う性質を持つ素材です。
ここを理解せずに選んでしまうと、
「思っていたのと違う…」という後悔にもつながります。
今回は、そんな漆喰と珪藻土の違いを、初心者の方でもしっかり理解できるように解説します。
そもそも漆喰と珪藻土の正体は? |
まずは、それぞれがどんな素材なのかを見ていきましょう。
■ 漆喰とは?
漆喰は、石灰石を焼いてつくられる「消石灰」を主原料とした壁材です。
古くはお城や蔵などにも使われてきた、日本でも長い歴史を持つ素材です。
特徴は、空気中の二酸化炭素と反応して固まること。
つまり、時間が経つほど強くなり、空気を浄化する働きもあります。
■ 珪藻土とは?
珪藻土は、植物プランクトン(珪藻)の化石が積み重なってできた土です。
細かい穴がたくさん空いているのが特徴で、その構造によって「湿気を吸ったり吐いたりする」性質があります。
ただし注意点として、珪藻土単体では壁として固まりません。
そのため実際の壁材として使う際には、接着剤や固化材などが混ぜられています。
一番の違いは「仕組み」と「本質」
ここが最も重要なポイントです。
「漆喰」 化学反応で固まる「無機質の素材」
「珪藻土」 混ぜ物で固める「多孔質の土系素材」
つまり、素材そのものの成り立ちがまったく違うのです。
この違いが、性能や耐久性に大きく影響します。
性能の違いを分かりやすく比較 |
では、実際の暮らしに関わる部分でどう違うのかを見ていきましょう。
① 調湿性能
よく「どちらも調湿する」と言われますが、ここにも違いがあります。
・珪藻土 → 穴で湿気を吸う(物理的)
・漆喰 → 呼吸+化学反応で湿気を調整
珪藻土は即効性がありますが、吸える量には限界があります。
一方、漆喰はゆるやかですが、長期的に安定した湿度環境をつくります。
② 消臭・空気の質
漆喰はアルカリ性が強く、
・臭いの元を分解
・カビや菌の発生を抑える
といった効果があります。
一方、珪藻土は主に「吸着」による消臭です。
吸い続けると、いずれは効果が弱まる可能性もあります。
③ 耐久性
ここは意外と見落とされがちなポイントです。
漆喰は、時間とともに石のように硬くなります。
そのため、適切に施工されれば非常に長寿命です。
一方、珪藻土は混ぜている接着材に依存するため、
製品によって耐久性に差が出やすいのが特徴です。
④ メンテナンス性
・漆喰 → 汚れに強く、再生も可能
・珪藻土 → 水拭きが難しく、汚れが残りやすい場合も
特に小さなお子様がいるご家庭では、この差は大きく感じるかもしれません。
よくある誤解に注意! |
ここで、家づくりでよくある誤解をお伝えします。
「珪藻土=自然素材で安心」
確かに原料は自然素材ですが、実際の製品は接着剤や樹脂が入っていることがほとんどです。
つまり、商品によって“自然素材の度合い”が大きく違うのです。
「どっちも同じようなもの」
見た目が似ているためそう思われがちですが、ここまで見てきた通り、性能・仕組み・耐久性はまったく別物です。
篠田工務店が漆喰を選ぶ理由 |

私たち篠田工務店では、室内の壁材として漆喰を採用しています。
その理由はシンプルです。
「長く快適に暮らせる本質的な素材だから」
・空気がきれいに保たれる
・湿度が安定する
・時間とともに性能が落ちない
・経年で味わいが増す
これは、ただの“仕上げ材”ではなく、
暮らしの質そのものを支える素材だと考えています。
最後に|「見た目」ではなく「本質」で選ぶ |
家づくりは、一生に一度の大きな選択です。
壁材ひとつとっても、
見た目やイメージだけで選んでしまうと、後から取り返しがつきません。
・毎日吸う空気
・毎日感じる湿度
・何十年と続く快適性
これらはすべて、こうした素材選びで大きく変わります。
「漆喰と珪藻土、どちらがいいですか?」
この質問に対する答えは一つではありません。
ですが、もしあなたが
“本当に快適な暮らし”を求めるのであれば、選ぶ基準は変わるはずです。
見た目の先にある「性能」と「本質」。
そこまで考えたとき、家づくりはぐっとレベルが上がります。
篠田工務店では、無料相談会を随時開催しております。
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