【漆喰コラム③】漆喰の家ってどんな人におすすめ?
目次
こんにちは。
前回の漆喰コラム②では、漆喰の家のメリットとデメリットについてお話しました。
今回は、漆喰の家がどんな人におすすめなのか、お話していきたいと思います。
はじめに |
漆喰は、日本の伝統的な建材のひとつで、昔のお城や蔵の白い壁に使われていたものです。石灰(せっかい)という自然の材料を主成分としていて、環境にもやさしく、人の体にも安全だとされています。
最近では、ナチュラル志向の人や、健康的な暮らしを大切にする人の間で、再び注目を集めています。
では、実際にどんな人に漆喰の家が向いているのでしょうか?
アレルギーのある人や、空気のきれいさを気にする人
漆喰には空気をキレイにする力があります。
たとえば、家具や建材から出る「ホルムアルデヒド」という有害なガスを吸収して分解してくれるんです。
ホルムアルデヒドは、目がチカチカしたり、頭が痛くなったりする「シックハウス症候群」の原因にもなるもの。
漆喰の壁があると、こうした有害な物質を取り除いてくれるので、アレルギーを持っている人や、小さな子どもがいる家庭にもぴったりです。
湿気やにおいが気になる人
漆喰は「呼吸する壁」とも言われます。
空気中の湿気が多いときは吸いとり、乾燥しているときは湿気を出して、部屋の空気をちょうどよく保ってくれます。
さらに、嫌なにおい(ペットやタバコなど)を吸着してくれる力もあるんです。
特に梅雨の時期や、結露が気になる季節にも漆喰はとても役立ちます。
カビの発生も抑えてくれるので、清潔な空間を保ちやすいです。
自然の風合いやデザインが好きな人
漆喰の壁は、塗り方によってさまざまな表情を見せてくれます。
ツルツルした仕上がりにしたり、手作業で波のような模様をつけたりすることもできます。
まさに「世界に一つだけの壁」が作れるんです。
壁紙のようにプリントされた模様ではなく、自然な凹凸やムラがあるのも魅力。
あたたかみのある、やさしい雰囲気の部屋になります。
時間の経過を「味」として楽しめる人
漆喰の壁は、時間が経つと少しずつ色が変わったり、細かいひびが入ったりすることがあります。
これを「劣化」と思う人もいますが、自然素材ならではの「味」として楽しめる人には魅力的なポイントです。
たとえば、使い込んだ革のバッグや、古民家の木の柱のように、長く使うことで味わいが出る。
そんな変化を「いいな」と感じられる人には、漆喰の家はぴったりです。
静かな空間が好きな人
漆喰の壁は、音を吸収したり、反射をやわらげたりする効果もあります。
例えば、テレビの音や話し声が壁に響きにくくなるので、静かで落ち着いた空間がつくれます。
本を読んだり、勉強に集中したりする空間にも向いています。
地球環境にやさしい暮らしをしたい人
漆喰は、自然素材なので作るときや捨てるときの環境への負担が少ないです。
化学物質で作られた壁紙やペンキとはちがって、リサイクルもできますし、自然に還ることもできます。
地球にやさしい生活をしたい人や、エコな暮らしに関心のある人にもぴったりです。
向いてない人は?
もちろん、漆喰の家が合わない人もいます。
たとえば…
・壁に傷がつきやすい生活をしている人(家具をよくぶつけるなど)
・ピカピカでムラのない完璧な仕上がりを求める人
・コストやメンテナンスの手間を最小限にしたい人
こうした人には、ビニールクロス(普通の壁紙)や他の壁材のほうが合っているかもしれません。
まとめ |
漆喰の家は、
・健康に気をつかっている人
・自然や環境にやさしい暮らしがしたい人
・落ち着いた雰囲気の部屋が好きな人
・時間とともに変化する「味」を楽しめる人
にとても向いています。
もし、家を建てたりリフォームしたりするときに「どんな素材を使おうかな」と考えることがあったら、漆喰もぜひ選択肢に入れてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は「漆喰とビニールクロスの基本的な違い」についてお話ししたいと思います!
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