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村樫石灰工業さんがある栃木県佐野市(旧葛生)地域には

漆喰の元になる石灰岩が多く分布しています。

そのため、石灰岩を利用した工業がふるくから始まったそうです。

村樫工業さんも創業は安政元年(1854)。

なんと158年もの歴史がある会社なんですって。

 

 

ちなみに、左官用の石灰産地について調べてみたら

関東地方で用いられるのは

ほとんどが葛生で採石されるものになるらしいです。

 

わが国は、全国に良質の石灰岩脈が分布し各地で採石が行われている。しかし左官用消石灰の供給地は割合少なく、現在では栃木県葛生の野洲灰が北海道から東 北・関東方面。岐阜県赤坂の美濃灰が北陸中部や近畿方面。高知の土佐灰や福岡県の筑前灰、大分の津久見灰が近畿、中国、瀬戸内、四国、九州に供給されてい る。左官における石灰の使用は、古くは奈良時代から使われていたことが判明しているが、実際の生産地や方法などについてはいまだにその全貌は見えていな い。各種文献を紐解くと、製法に関する詳しい記載の殆どが江戸時代以降に限定されており、白亜塗籠が流行しだした当時の情勢を物語っているといえよう。 「和漢三才図会」(正徳3・1713)にその一部が紹介され、奈良時代の石灰資料は、仏像の製造時に僅かな記載が散見されるのみである。

日本石灰協会ホームページより

 

 

遠くからみた石灰砕石現場。

 

 

 

 


カテゴリー: 04_漆喰について

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