Question
Q 004 年収があれば融資は誰でもOK?融資を受けられるか否かの判定基準とは?
住宅ローンを利用する場合、年収が基準を満たすからといって住宅融資が受けられるとはかぎりません。融資を受けるためには年収以外にも色々審査され、最終判断は金融機関が行います。では年収以外に審査される項目をあげると、
- 年 齢
一般的には満20歳以上満65歳未満などの年齢制限があります。さらに完済時年齢が75歳や80歳などと制限をされていることが一般的です。特に高齢の方はローンを組めないことも多いです。 - 職 業
一般サラリーマンの場合でも勤続1年以上や5年以上などの条件を設定される場合が多いです。また、自営業者は3年以上の条件が多く、転職や起業してから間もない方については融資してもらえない場合が多いです。 - 健康状態 民間住宅ローンでは、団体信用生命保険への加入が融資条件となることが一般的です。生命保険の加入が謝絶されると融資を受けることができなくなります。
- 他の借入金
借りようとする住宅ローンの借入金以外に車やクレッジトローンなどがあると融資額の減額や融資を拒絶される場合もあります。また通常のカードも持っているだけでもキャッシングができるということで、キャッシングしていないカードでも他債務として審査される場合もあります。 - 住宅の質
住宅金融公庫やフラット35などの場合は一定の基準や技術基準を満たさない住宅は融資を受けることができなません。 - 保留地
区画整理区域などにより住宅を建築する予定の土地が保留地の場合は住宅ローンを利用できないケースが多いです。保留地を移動したりして建築予定建物に保留地がかからず、敷地の一部であれば問題無い場合もあるますが、確認する必要があります。また、資金受け取り時に換地処分が確実な場合は融資可能な場合もあります。 - 担保価値
融資物件について融資金額以上な担保価値があれば問題ありませんが、融資希望金額より、物件の担保価値が低い場合は融資が減額される場合もあります。
以上のように審査内容は非常に個人的な審査になるのでAさんが大丈夫だったからBさんも大丈夫というのは当てはまりません。住宅を購入時は必ず金融機関に申し込みをして自分は幾ら融資が可能かを確実にする必要があります。